
マーガレット — ロワールの風が運ぶ詩のようなワイン
フランスの大地を旅していると、ロワールの風ほど優雅で、かつ自然と語りかけてくる風はありません。
「マルグリット(Marguerite)」という名を冠したワインは、その風の中に咲く一輪の花のように、繊細で、しかし芯のある味わいを持っています。
ロワール地方 —フランスの庭と呼ばれる terroir(テロワール)
ロワール川の流域は、古城と詩人が愛した土地。1000km以上の長さがある。
大地は石灰質と粘土が混じり合い、ミネラルの深みと清らかな酸味をワインに与えます。
ここで生まれるワインは、どれも自然への敬意と人の手の優しさが感じられるものばかりです。
Chenin Blanc
シャルドネよりも静かで、ソーヴィニヨンよりも深い。
シェナン・ブランのマルグリットは、熟した洋梨や白い花、そしてハチミツのような香りを静かに放ちます。
口に含むと、柔らかな酸が舌を包み込み、余韻にはミネラルと塩気のニュアンス。
魚介や山菜の天ぷら、または柚子を使った一品と合わせると、その繊細な甘苦が見事に響き合います。
Sauvignon Blanc
ソーヴィニヨン・ブランは、春の息吹を思わせるワイン。
マルグリットのソーヴィニヨンは、青草やグレープフルーツの香りに、ほんのりとした花の香が重なります。
先生の抹茶とオリーブオイルのソースのように、フレッシュでありながら余韻に優しさを残す。
和の前菜、特に白身魚の昆布締めや、軽く炙った鯛の握りとの相性は絶妙です。
Marguerite Rouge
ロワールの赤は、どこか“語りかけるような静けさ”を持ちます。
マルグリット・ルージュは、カベルネ・フランを主体とした繊細な赤。
ブラックチェリーやスミレの香りに、ほのかなスパイスと土のニュアンス。
派手さはないけれど、口にするたびに心がほどけていくような優しさがあります。
和牛の炭火焼や、鴨と赤ワインソースを合わせれば、静かな詩が生まれるでしょう。
結び — 花の名を持つワインが語るもの
「マルグリット」とは、フランス語でマーガレットの花。
花言葉は「真実の愛」「信頼」「忍耐」。
このワインの名は、まるで料理人が自然と対話し、素材に寄り添う姿勢そのもの。
ロワールの風と大地が詩を奏で、Patrick Desplatsがその詩をワインという形にした。
そんな物語を感じながら、グラスを傾けてみてはいかがでしょうか。
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CRÉDITS DE L'ÉPISODE : エピソードクレジット:
制作:Kaiseki Studio Paris
語り・構成:竹内寿幸
演出:Kaiseki スタジオチーム
音楽:by my side© 2025
特別感謝:エリザベス竹内
Production et Montage : association BIMISHIDO©
制作・編集: 竹内寿幸/Kaiseki Studio Paris
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